校正 《印刷・出版・新聞》

印刷物等の字句や内容、体裁、色彩の誤りや不具合を、あらかじめ修正すること。

「校合」(きょうごう)ともいう。出版にあたっては、印刷に先立って仮刷りを行い、それと原稿の内容を突き合わせ、誤植や体裁上の不備を正す。

文字や数字ばかりでなく、デザインや発色の確認も行い、特に発色の確認を行う校正を色校正(色校)という。かつて「校正」の語は古典作品の写本(原文が存在している場合は原文)と別の写本(異本)を照合する「校訂」の意味でも使われた。

また、科学測定においては、物差しや秤、温度計、圧力計などの計器・測定装置の目盛と標準となる計器・測定装置の目盛との差を測定することをいう。
この場合、較正と表記されることがある。

また、広義では計器・測定装置の目盛りを正しい数値に合わせるという意味で使われることもある。

校正は、編集の過程においては、出版すべき原稿をまとめた後、書籍や雑誌などの印刷物の形で商品化する前の最終チェックにあたる。

大きな出版社や新聞社では校正を専門とする部署があり、そこに所属する校正係が社の出版物の校正を全面的に請け負っている。

一方で、中小の出版社などでは著者や編集者自身が校正者を兼ねていることもある。

内職として在宅校正者(ホーム校正)の講座も開かれており、派遣職員やフリー校正者など業態はさまざまである。

校正の手順は、基本的にはまず著者の原稿を植字、もしくはデータ取込して試し刷りした校正刷り(ゲラ刷りとも呼ぶ。ゲラ= galley とは活字を並べる枠箱のことだが、転じて刷ったもの、さらに転じて一般に修正をチェックすべきものをいうようになった)の内容を、原稿と突き合わせて確認することから始まる。

ここでは、校正はあくまでも原稿に忠実に印刷されているかどうか確認することを原則としているが、時には著者の書き間違いや勘違いによる誤記を正したり、著者に確認を求めたりすることも必要となる(原稿との引き合わせを越えた部分に関しては「校閲」と呼ばれる)。

従って、校正者にはその分野に対する専門的な知識が要求されることが多い。

校正作業に際しては、「校正記号」と呼ばれる独特の様式に従って、ゲラ刷りに赤字で注記を書き入れるというのが一般的である。
update:2010年01月30日